おかあさん、おいしいよ!

離れて暮らす私も、いつかお母さんみたいに作れるようになりたくて。

魚屋さんの煮穴子 と キスの酢じめ

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5月21日に穴子寿司の写真をUPして以来、煮アナゴの作り方を母に聞きたいな〜と思ってた。そうしたら、母から偶然にも煮アナゴの作り方をメモした写真が送られてきた。こういう偶然は、本当に嬉しい。

 

私の地元では、魚屋の行商がある。ステンレス製の保冷庫サイドカー付きの重たい自転車を、おばちゃん達が一生懸命漕いで魚を売りに来るというもの。

今では自転車のおばちゃんの数は少なくなったようで、ウチの近所は車でやって来る魚屋さんのお兄ちゃんになったらしい。そのお兄ちゃんに、レシピを教わったそう。

 

こういう魚の行商、都会にも出来てほしい。家の中に閉じこもりがちな私のような子育て中の人が、おしゃべりできる良い機会になる。スーパーだとパック詰の魚をポイとカゴに入れて終わり。レジで立ち話するわけにもいかない。子育て支援センターでもおしゃべりできるけど、どうしても子供の話が中心で、なかなかそれ以上に広がらない。

魚屋さんだと、目の前で魚をさばいてくれている間に、近所の人も一緒になって、どうやって食べたらいいとか、他愛もない日常会話ができる。ネットスーパーやネットショッピングは、宅配してくれるので家から出なくて良くて便利でだけど、あまりにも便利な生活には隙がない。配達人員不足とニュースで言っているのに、配達の人をつかまえて喋るわけにもいかない。

15年ほど前に、スーパーでアボカドを手に取った私に「それどうやって食べるの?」と聞いてきたおばちゃんがいた。「マグロの赤身と一緒に、醤油とワサビで和えると美味しいですよ。赤身がトロになる」と言ったら、「へぇ〜」と言っておばちゃんもカゴに入れていた。

 

魚屋さんのお兄ちゃんには、母に美味しいレシピを教えたり、話し相手をこれからもよろしく頼みたい 笑。

 

魚屋さんの煮穴子レシピf:id:karchyo:20170605205413j:plain(魚屋のお兄ちゃんのメモ)

 

材料(煮汁)

だし汁 3CUP

酒   150ml

砂糖  大さじ3

醤油  大さじ4

はちみつ(または、みりん) 大さじ1

 

作り方

1. アナゴの皮の方に、熱湯をかける

2. 煮汁の材料を鍋に入れ沸騰させてから、皮を上にしてアナゴを入れる。15分くらい煮る。

3. 一旦、アナゴを取り出す。煮汁を煮詰めて、元の量の半分くらいになったら、アナゴを戻して再び煮る。

 

キスの酢じめ(写真左下)

新鮮なキスは、生でも食べられるんだそう。キスを三枚に下ろして、塩20分、酢洗いして、酢に15分つける。

 

アナゴとキスに出会ったら、私も作ってみよう。

夏の肉豆腐 と このブログにまつわるあれこれ

f:id:karchyo:20170601195410j:plain肉豆腐がメインの母の晩御飯。ゴーヤやエリンギを添えて、夏らしい肉豆腐。

 

ほぼ毎日、父が母の料理を写真に撮り、それが離れて住んでいる私を含めたきょうだいにLINEで送られてくる。その料理があまりにも美味しそうで、私は家に帰りたくなる。

このブログは、母が毎日頑張っている料理と、それを毎日携帯カメラにおさめる父、ヘェ〜美味しそう!私も作って見たいわぁという私の興味、そんな私への母からのアドバイスで出来上がっている。

 

母の味はしっかり覚えても、作り方はほとんど知らないことが多く、母と一緒に暮らした高校3年生までの間に、もっとお母さんの料理を学べばよかったなぁと思っていた。それから、私が大学に出てから、母の味は進化を続けていたことが、毎日のように父から送られてくる家のご飯の写真を見るとわかり、作り方を知りたくなった。

そんなお母さんの料理をちょっとでも覚えられたら・・・と思ってこのブログを始めたが、それ以上に想像していなかったことがいろいろ出てきた。

例えば、ただ写真を見て美味しそうだね〜というだけの会話だったのが、作り方をまとめておこうと思うと、もう少し細かく教えてもらいたく、それが母とのやりとりを生むようになったこと。離れて住んでいても、毎日のように家のご飯の話をすると近くにいるように感じるから不思議。

ブログのために、母は途中経過の写真をたまに送ってくれるようになった。料理が公開されたり、私が学んでいるということを、母も楽しんでくれていそうな気がする。

 

一日に6時間寝るとして、残りは24ー6=18時間。そのうち、仕事や学校や部活なんかで過ごす時間を、ざっと12時間とすると、残りは6時間。お風呂やトイレや身なりを整えるのに1.5時間だとすると、残りは4.5時間。この残り4.5時間に、朝食と夕食の時間が含まれる。平日の話だけど、家族が一緒に過ごせる時間というのは、意外と少なかったりする。だから、家族で食卓を囲むというのは、本当に大事なことだと思う。

 

去年、私自身は第一子となる長女を授かった。この子に、私も「お母さん、おいしいよ!」と言ってもらえるようになりたいな〜。

 

 

〜 では、ここから夏の肉豆腐の作り方(母撮影の途中経過写真付き)

 

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1. 牛肉を、酒、砂糖、みりん、茅乃舎だし袋を破ったもの、醤油 を合わせた だし で、さっと煮る。軽く火が通ったら肉を取り出す。

 

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2. 1.の残りの汁に水を足し、新ごぼう、焼き豆腐、エリンギをにて、一旦火を止め、味が染み込むまで置いておく。食べる前に新玉ねぎをのせ、その上に、1.で取り出した牛肉を乗せて温める。玉ねぎに火が通るくらいまで。

 

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3.ゴーヤは、水、酒、茅乃舎のだし袋(破って中身を入れる)、塩、砂糖で煮る。これを、2.で完成した肉豆腐にトッピングする。

ゴーヤを肉豆腐と一緒に煮ると、他のものが苦くなってしまうかも・・・という母の気遣いのよう。大丈夫かもしれないけれど。別で煮ると、綺麗な緑色も保てます。

 

娘レシピ 久原のきゅうりのうまたれで、簡単スペアリブ

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母から教わった、久原の「きゅうりのうまたれ」を、早速スーパーで見つけて私も購入しました。きゅうりが立派な一品になり美味しかったです。

このうまたれを使って、簡単にスペアリブを作れました。

 

【材料】

・豚スペアリブ用肉 … 600g

・(たれ) 久原 きゅうりのうまたれ … 大さじ2〜3

・(たれ) にんにくすりおろし … 大きめ1かけ分

・(たれ) コチュジャン … 大さじ1

・(たれ) 合わせ味噌 … 大さじ1

・(たれ) 蜂蜜 … 大さじ1

 

① 上の材料のうち、(たれ)の材料を大きめの食品用ビニール袋に入れ軽くもむ

② ①に豚スペアリブ肉を入れ、揉み込む

③ 冷蔵庫にて3時間ほど漬け込む

④ オーブンの黒天板にクッキングシートをしき、グリル機能で焼く。上面に焼き色がついたら、途中で裏返して、裏面にも軽く焼き目がつくまで焼き完成。

 

 

スーパーで今日の夕飯に迷ったら・・・

夕飯のメニューってなかなか思い浮かばないですよね。決まったもののローテーションが多くって。母に、なんでこんなに夕飯のレシピを思いつくのか聞いてみると、「今頃は、スーパーで『○○の素』な調味料がいっぱいあるやろ。メニューが浮かばなかったらそのコーナーに行って、袋の裏見て調味料考えて、自分流にアレンジする」のだそうです。

 

なるほどなー。スーパーで今日の夕飯に迷ったら、食材見て、スマホで検索する人も多いかと思います。私もその方法なのですが、それでは、なかなか自分の味にならなかったり、いくらやってもレシピが覚えられなかったり。携帯でレシピを検索しながら買い物すると、時間もかかるし。本やレシピの通りに料理すれば上手くいくけれども、ササっと自分でできるようになるには、自分なりのやり方を一度発見するのが、上手くいくコツなような気がする。

 

そうやって、長年かけて出来上がってきた母の味なんだろうな。

 

さて母の昨日の夕飯はご覧の品々。いつも美味しそう。

 

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■豚ヘレ肉の炒めもの

① 豚ヘレ肉は、酒とこしょうをもみこんでおく

② フライパンで片栗粉をつけて胡麻油で焼き付ける

③ 醤油、酒、砂糖、中華だし、すりおろした生姜をいっぱい入れ、水溶き片栗粉にてとろみづけして完成。 

 

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■上から時計回りに、 グリーンピースのスープ仕立て、春雨サラダ、ホタルイカの炒め物。

 

グリーンピースのスープ仕立て]

おなじみの茅乃舎のだしに、甘めのお砂糖と塩、みりんでグリーンピースを煮る。スープごといただけます。

 

ホタルイカの炒め物]

ホタルイカを、オリーブオイル、にんにく、唐辛子で炒める。

ホタルイカを酢味噌で食べるのにマンネリ化してきたときに、ちょっと一手間で新鮮。

 

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■ もずく

もずくには、長芋をスライサーで千切りにしたもの、青じそ、ミョウガをのせて。

もずくは買ってきたままになりがちなのですが、一手間加えると、これまた立派な一品に。

初夏のおひたし トマトとアスパラガス

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だんだん暑くなってきました。もう初夏というほど。明日からは一段と暑くなるようで、食欲も落ち込んできますよね。そんな時には、さっぱりした綺麗な色のおひたしが食べたいです。トマトのおひたしは私もよく作るけど、アスパラガスは初めて見た!さすがお母さん。

 

■トマトとアスパラガスのおひたし

1. トマトは湯むきする(トマトの湯むきは、先に「おしり」の側に切れ目を入れておくと、簡単にするっと剥けます)

2. アスパラガスは、3〜4cm長さに切り、塩茹でして水にとり色止めをする

3. お馴染みの「茅乃舎だし」、醤油、みりん、鎌田のだし醤油、でつくっただしに、1.と2.を漬け込む。

 

 

鎌田のだし醤油は、もう「家の味」というほど、何年も使い続けているものです。私が大学にでて一人暮らしをしている時も、働いて、結婚して家庭を持ってからも、この醤油は使い続けています。何にでもあう、本当に美味しい醤油です。

「だし」が効いていうので、なんだか一味ちょっと欠けるなぁという時には、この醤油が味を整えてくれます。おひたしなんかは、もうこの醤油をかけるだけで美味しい!野菜嫌いの子供さんのお母さんは、子供におひたしを食べさせることに苦労するかと思いますが、私ときょうだい達は、このカツオの風味豊かな醤油のおかげで、おひたしは喜んで食べていたように思います。

最近では、全国各地のスーパーや百貨店で見かけるようになったので、いろんなところで簡単に入手できると思います。瓶タイプとパックタイプが売っています。どちらも同じ味。瓶の方が少しお手頃でしょうか。私の主人の実家にも紹介したところ、お気に入りとなりました。

 

鎌田のだし醤油 

鎌田 だし醤油500ml 4本入り

鎌田 だし醤油500ml 4本入り

 
鎌田醤油 だし醤油 900ml×1本

鎌田醤油 だし醤油 900ml×1本

 

 

 

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■きゅうりの「うまたれ」和え

きゅうりをカットし、久原本家の「きゅうりのうまたれ」であえる。仕上げにゴマを振る。

 

美味しい調味料に詳しい母から、「久原本家の『きゅうりのうまたれ』はにんにくが効いていて、美味しい!」と教えてもらいました。自分でにんにくの効いたたれを作ろうとすると、にんにくをすりおろしたり…と面倒です。その手間を、このたれが一発で解決してくれるなら、ぜひ買ってみよう。

 

 

そのほかは、以下の2品。 

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■ 豚肉とジャガイモとピーマンの炒め物

 

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■ 湯葉どうふ

 

計4品。今日も素敵なご飯!

 

 

蓮根まんじゅう と 穴子寿司

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 一昨日の母の夕飯は、

・エビと鶏肉の蓮根まんじゅう

・冷奴のそぼろがけ(京都菊乃井村田シェフの肉そぼろで)

・ワカメとキュウリとお揚げの酢の物(写真はないですけど)

・豆アジの南蛮漬け(写真はないですけど)

穴子寿司

の5品。

ホントよくつくるなぁ。頭が下がります。

 

蓮根まんじゅうは私も大好きな母の味。

ブログで更にやる気が出たようで、

作っている途中過程の写真まで送ってくれました。

 

レシピはこちら↓

 

◾️エビと鶏肉の蓮根まんじゅう の作り方

 

1. エビは殻をむいて背わたを取り、下茹でする

2. 鶏モモ肉は一口より小さめに切り、醤油、酒、みりんで煮る

3. 蓮根は生のまますりおろす

4. 器に1.と2.をいれる 

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5. 4.の上から3.を布巾で包んで絞って水気を切ったものをのせる

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6. 「あん」を小鍋に作る。おきまりの「茅乃舎」のだし袋、酒、薄口醤油、みりん、砂糖で味を見ながらだし汁を作り、片栗粉でとろみづけをする。

 

7.  5.を蒸器で蒸す。7分くらい。

 

8. いろどりに、ソラマメと人参を茹でたものを添えて。 

 

菊乃井・村田シェフ「醤油麹肉そぼろ」の母アレンジレシピ!

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▪️なすの「醤油麹肉そぼろ」のはさみ焼き (写真右下)

 

 ポイント1.  作り置きした肉そぼろは、冷えて固まるので挟みやすい

 京都菊乃井の村田シェフの作り置きレシピが大活躍

 

 ポイント2.  水分の出る茄子を焼く時は、フライパンの開け閉めで調節

 水分が出ないよう、途中フライパンの蓋を加減しながら開ける

 

 ポイント3.  シンプルなじゃがいもを煮る時は、揚げるとコクが出る(サイドメニュー 写真左下)

 炒め煮ではコクが出ない。シンプルな時こそ、揚げ煮の一手間。小さな新じゃがの時は、丸ごと揚げて煮て。

 

 

作り方

 

1.京都菊乃井 村田シェフの 醤油麹肉そぼろをつくる (サタデープラス 17/5/6 より)

 

 ー 材料 ー

 甘酒(125ml)

 濃口醤油(25ml)

 合い挽き肉(100g)

 ごま油(小さじ1)

 七味唐辛子(適量)

 

 ① ボウルに甘酒と濃口醤油を入れて混ぜ、醤油麹を作る。

 ② フライパンに醤油麹(75ml=①で出来た分の半量)、合挽き肉を入れ、火にかける前に、しっかり混ぜ合わせ、煮詰める。

 ③ ごま油と七味唐辛子で仕上げ。

 

 簡単なレシピなので、うちでは父が作りました!

 

2.1の肉そぼろをなすの挟み焼きにする

 ① 茄子はヘタを落とし、お尻から縦に切れ目をいれる。切れ目の間に軽く片栗粉をはたき、そぼろを詰める。手で茄子をぎゅっと握ると綺麗にまとまる。

 ② フライパンに 胡麻油大さじ2を熱し焼く。途中で蓋をするが、ずっとふたをすると水分が出るので、途中で蓋をあける。ひっくり返して水分でないように気を付けて。

 

 

その他のサイドメニューは、

 

・ とりきもと、たまひもの煮物(写真左上)

 

・ ジャガイモの揚げ煮(写真左下)

 4つに切り、油で切れ目がカリっとするまで素揚げにしてから、出汁で煮る。出汁は、母が「茅乃舎」を愛用。だしの袋を破って中身を丸ごと入れ、さとう、みりん、醤油、酒で味付け。

 私もすっかり茅乃舎にお世話になっています。美味しいですよね。

 

久原本家 茅乃舎だし 8g×30袋

久原本家 茅乃舎だし 8g×30袋